宮古島の魅力的な絶景スポットの1つである「17END(17エンド・ワンセブンエンド)」は、その美しい景観と神秘的な雰囲気で訪れる人々を魅了しています。
しかし、実際に行くとなると、情報が少ない!
離島ゆえの、行き方や駐車場の不安もありますよね。
この記事では、私の体験をもとに「17ENDを訪れる前に最低限知っておくべき情報」をまとめました!
行き方や駐車場について、注意点なども詳細に解説しています。
私は宮古島のビーチをたくさん巡ってきましたが、1番感動したのが17ENDでした。
みなさんに後悔なく楽しんでいただけるように、記事を書いたのでぜひ見て行ってくださいね。
17END(17エンド・ワンセブンエンド)とは?
17END(ワンセブンエンド)は、宮古島の下地島(しもじしま)にある下地島空港のそばの海岸のことです。
宮古島の離島である下地島の最北端に位置します。
白い砂浜と遠浅の海がエメラルドグリーンにキラキラと輝きとても美しいです。
宮古列島の中でも、かなり透明度の高い海といわれています。
干潮時には、真っ白な砂浜に見渡す限り浅瀬がつづくビーチが出現し、多くの観光客が立ち寄るフォトスポットになっています。
干潮時にしか見られないため「幻のビーチ」とも呼ばれています。
実は、この17ENDは人工のビーチ。下地島空港の滑走路を造るために埋め立てられてできた浜なんです。
人工の砂浜と美しい天然の海が融合した姿なんですね。
下地島空港の滑走路がすぐそばにあるため、タイミングが合えば、美しいビーチと飛行機のコラボレーションが楽しめます。
17ENDの海に向かって真っすぐに突き出ている橋のようなものは「誘導灯」です。
下地島空港の滑走路の誘導灯が見えていたんですね。17ENDのシンボルのような存在になっています。
17ENDと呼ばれる由来は?
なぜ「17END」なんていう珍しい名前なの?
特徴的な名前の由来が気になる方も多いのではないでしょうか。
17ENDは「航空用語」が由来となっています。
「17」は、
- 滑走路の角度が北を0度とした場合に170度の方角を向いていること
- 滑走路識別番号が「17」であること
に由来します。
「END」は、
- 滑走路末端のことを航空用語で「Runway End」と呼ぶこと
に由来します。
このことから、この滑走路末端のビーチを「17END」と呼ぶようになったんですね!
なんだかとてもロマンがある名前ですね…!
カッコイイ…!
17ENDへの行き方・アクセス
車・レンタカーで行く
現実的な行き方は車です。
車で行く場合は、駐車場に車を停める必要があるので西側から向かうことになります。
※東側からの道は駐車場がありません。
下地島空港から車で行く場合は、約10分程度です。
宮古空港から向かう場合は約30分程度です。
車のナビを使う場合、17ENDを検索できない可能性があります。
その場合は、17ENDまでの通り道にある「中の島海岸」や「通り池」を目的地に設定するとわかりやすいです。
※「中の島海岸」や「通り池」の位置は以下の地図で確認できます。
徒歩やレンタサイクルで行く
下地島空港からであれば、車以外の方法で行くことも可能です。
下地島空港から徒歩で行く場合は、約40分程度です。
日差しも強く、距離もあるので現実的ではありませんね…。
下地島空港からレンタサイクルで行く場合は、約20分程度です。
みやこ下地島空港ターミナルでは、レンタサイクルの貸し出しを行っています。
車での移動が難しい場合は、レンタサイクルで行くのがおすすめです!
レンタサイクル「しまそらポタリング」
営業時間 | 10:00~19:00 ※年中無休 |
受付場所 | みやこ下地島空港ターミナル インフォメーションカウンター |
料金 | 【変速ギア付き】2時間コース:1800円 / 1日コース:3000円 / 1泊2日~コース:4800円~ 【電動アシスト】2時間コース:3000円 / 1日コース:4800円 / 1泊2日~コース:7800円~ |
17ENDの駐車場は?
17ENDには駐車場があります。しかし、西側からの道のみです。
駐車場から先は、車両通行禁止になっているので歩きましょう。
駐車場から海を眺めながら、約9分程度歩くと到着します。
10~15台程度の車が停められます。
バス専用の駐車場もあります。
正直、人気観光スポットのため駐車場が足りていません。
駐車スペースに停められない車は縦列駐車状態になっていることも多いです…。
一番奥まで行くと10台くらいの駐車場があります。
— 嵐神@2021,22JMB💎&AMC💎🟣 (@homaretaiki) April 27, 2021
ここから歩いて10分くらいでポイントに到着です。
この扉の場所が滑走路と直線位置です。
見えにくいですが、滑走路が見えます。#17END pic.twitter.com/bTobQO21ar
17ENDにトイレはある?
17ENDにトイレは残念ながらありません。
17ENDに長時間滞在する場合は、近くの観光スポット「通り池」のトイレに行っておきましょう。
私も通り池に訪れた際に、利用しましたが、整備されており安心できるトイレでした。
17ENDで夕日は見れる?
17ENDは宮古列島の中でも屈指の夕日スポットと言われています。
遮るもののない広い海に沈む夕日を眺めることができます
17ENDは干潮に行くのがおすすめ!
干潮時の17END
干潮時には、「幻のビーチ」と呼ばれる白い砂浜が出現します。
17ENDの特徴でもあるこの姿を見たい場合は、干潮時を狙って訪れる必要があります。
干潮の時間帯はこちらから調べることができます。
満潮時の17END
満潮時には砂浜がなくなりますが、海の美しさは変わりません。
ビーチに降りる予定がなければ、むしろ空いていて良いかもしれませんね。
17END付近の海@下地島
— MH313865 (@MH313865) February 4, 2020
満潮時に訪問
干潮時の砂浜状態も良いが、満潮時も良い風景 pic.twitter.com/AxCUspo5t5
17ENDで遊ぶならシュノーケルよりSUP
17ENDは、滑走路をつくる際に埋め立ててできた浜です。サンゴ礁などはほとんどないと考えたほうがいいです。
つまり、シュノーケリング向きのビーチではありません。
遠浅の17ENDにはSUPがぴったり。海の上でのんびりと過ごしてはいかかでしょうか。
17ENDで遊ぶ時の注意点
ビーチで遊ぶのは完全に自己責任
17ENDは海水浴場ではありません。
そのため、ライフセーバーや監視員はいません。
また、砂浜で遊ぶにはテトラポットを自力で降りるしかありません。階段はないです。
大きなテトラポットをつたって降りるのは、大変です。
お子さまや高齢者には難しいと思います。
安全面に関しては、完全に自己責任なので、注意しましょう。
施設がない
トイレやシャワーはありません。
自動販売機やお店もないので、特に飲み物はあらかじめ買ってから行きましょう。
私が訪れた日には、移動販売車が来ており、ソフトドリンクやビール、かき氷が売られていました。
運が良ければ17ENDの駐車場に来ている、移動販売車で購入できるかもしれませんね。
17END周辺の下地島観光スポット
下地島の観光スポットは以下になります。
- 通り池
- 中の島ビーチ
- 35END
- 下地島空港
おすすめは「通り池」です。
通り池
通り池は17ENDから車で約3分の位置にあります。
駐車場は整備されており、十分な広さがあります。
駐車場に車を停め、沖縄らしい南国を感じる林を抜けると、通り池はあります。
通り池は2つ並んだ池の総称です。
2つの池が地下でつながっていることから「通り池」と呼ばれています。
ぽっかりと空いた深い深い穴に水が溜まっているような見た目をしており、吸い込まれそうな感覚になります。
もともとは鍾乳洞だった通り池が、今の姿になった形成過程は大変学術的にも価値があり、国の天然記念物にも指定されています。
通り池は、外界の海とも海底洞窟でつながっており、ダイバー憧れのダイビングスポットになっています。
外海から海底洞窟を抜けて通り池にたどり着くのは至難の業なんだそう。
通り池の水は海水と淡水が混じった層になっていて、水の温度によるゆらぎとあわさり、様々な水の色の変化を感じることができるんですって!
最難関の洞窟を抜けられたダイバーだけが見ることのできる神秘的な水の色の世界…気になりますね!
17ENDレポート
私たちは宮古空港周辺でレンタカーを借りて、17ENDまで向かいました。
宮古島中心部から、伊良部大橋(いらぶおおはし)を渡って、伊良部島に渡ります。
天気が良かったので、ドライブがとても気持ち良い!
日本最長の約3.5kmの橋を渡る間、絶景が続きます。この橋も、見どころの1つですよ
伊良部島から下地島へと車を走らせ、17ENDの駐車場に到着。
干潮の時間帯を狙って行ったので、駐車場は満車になっていました。
車を停めて海岸を眺めると、美しい絶景が広がっていました!
まだ17ENDの手前なのですが、十分すぎるほど美しく言葉を失ってしまいます。
海岸に沿って、他の観光客とともにぞろぞろと歩きます。
南国の植物でしょうか。舗装された道の隙間から元気にはえていますね。
景色を楽しんでいると、あっという間に17ENDに到着。
白い砂浜に降りるまでの、最大の関門がこのテトラポットです。
少し躊躇してしまいましたが、なんとか、荷物を持ちながらサンダルで降りることができました。
ビーチに降りて見た、17ENDの景色がこちら。
美しいー!白い砂浜!透明な海!
この透明度伝わりますでしょうか?
裸足で海に入り、17ENDを堪能しました。
水深はふくらはぎ程度。
17ENDのキラッキラで透明な海。忘れられない思い出になりました。
絶景スポット17ENDを見に行こう
17ENDは一生に一度は絶対に訪れてほしい絶景スポットです。
この記事を読めば、17ENDに訪れる準備は完璧です。
宮古島に旅行に行く際は、ぜひ、17ENDまで足を運んでみてくださいね。